☆ ☆ ☆ 新説・明治維新 ☆ ☆ ☆






◆ 改訂版 『新説・明治維新』
                      西鋭夫 著
  2020/4/27日第2版第18刷発行  2,980円 <ダイレクト出版(株)>
 【誰も言わない明治維新の真実、維新のヒーロー・坂本龍馬に一体誰がカネを出したのか!?】
  歴史の裏に隠されてきた驚くべき真実。それを知れば、これまでの歴史の見方が180度変わる…。


   ~~~ 目 次 ~~~
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第一章 ● 「日・米」比較教育考
 ・なぜ日本の大学は世界でトップレベルになれないのか?
 ・日本人のノーベル受賞者を育てているのはアメリカ
 ・「これでいいや」が癖になっている日本人/日本はどこから狂ってきたか?

第二章 ● 大英帝国の繁栄と欲望
 ・神格化された「明治維新」/太陽が沈まない国・イギリス
 ・紅茶輸入が大英帝国の国庫を傾かせた/アヘンの製造工程/中国侵略に利用されたアヘン
 ・暗躍するユダヤ商人たち/「薬」から「麻薬」へ ――― アヘン戦争の勃発
 ・巨大銀行設立の「舞台裏」/世界覇権を狙うイギリスの卑劣な方程式
 ・アメリカの参入/アヘンが歴史を書き換えた

第三章 ● 明治維新に隠された「謎」
 ・忍び寄るアメリカと黒船来航/ “お金のあとを追いかけろ” /グラバー邸の「隠し部屋」
 ・薩長同盟とお金の流れ/脱藩藩士を支援する土佐藩の不思議/高杉晋作と中国の惨状
 ・イギリスの魔の手/「江戸無血開城」は誰のシナリオ?/「砂上の歴史」はもういらない?

第四章 ● 美学の国・ニッポン
 ・憲法解釈の迷走/「頭がいい」≠「お金持ち」/リーダーがいない!
 ・学校教育の「異常」/教育に金を使わない国/なぜ日本に英語が氾濫しているか

第五章 ● 日本文明の「魂」
 ・明治維新とは何だったのか?/言語植民地・インドの悲劇/日本文化の魂   ―― 言霊



 →→→ イントロダクション ←←←

 迫り来る欧米列強の脅威 ―― 江戸時代末期、島国・日本では長らく続いた太平の世を亨受していた。しかし、ひとたび海の外の世界に目を転じると、植民地化、戦争、荒廃 ‥‥ 列強による搾取の嵐が吹き荒れ、儒教の国と崇めていた隣国・中国も、大英帝国によってアヘン戦争でズタズタにされていた。
 日本に残された道は「国を強くする」大改革。しかし、この改革 ―― 明治維新には都合のよい「謎」が多すぎる。
 たとえば坂本龍馬。彼は薩長同盟を仕立て上げ、日本初の株式会社・亀山社中をつくり、海援隊という私設海軍を持ち、その後の国家体制の基本ともなる「船中八策」を起草し、明治維新の原動力を生み出した日本人のヒーローだ。
 しかし、あなたは龍馬の「正体」を知っているだろうか? 彼には「謎」が多すぎる‥‥‥。
 その謎を追いやって、われわれ日本人は「明治維新のヒーロー」に憧れている。しかし、本当の明治維新とはどんなものだったのか?
 なぜ、22、23歳ほどの若造の集まりが、強大な権力を持った幕府を倒すことができたのか。
 なぜ、若いサムライたちを中心に、欧米列強と渡り合って独立を守ることができたのか。
 維新のヒーロー、坂本龍馬に誰がカネを出したのか。
 海援隊という、60人の働いていない男たちを養うカネは何処から出ていたのか。今の価値で50億円とも言われる大量の武器を買うカネは? 軍艦を買うカネは?全国各地に出張しまくるカネは? 一体、誰が何の目的でそのカネを出したのか。
 日本中の刺客から狙われていた坂本龍馬を誰が殺したのか。なぜ犯人が分からないのか。
 謎は深まるばかり。
 100万人の武士を擁する幕府軍は、官軍に簡単に圧勝できたはずだ。しかし、なぜ突然、戦闘を放棄したのか。
 200年以上鎖国し、軍備が古く乏しかった日本。近代化した欧米列強にとって、日本侵略は容易だろう。それにもかかわらず、日本は植民地にしなかった意図とは?

 イギリスの大英帝国と麻薬の不都合な関係 ―― これを知ると、明治維新の本当の姿が見えてくる。
 この講演録を読み終わったあとに、あなたの「明治維新」のイメージはまったく変わっているはずだ。そして、歴史の見方そのものまで変わっているだろう。
 歴史の真実は、小説のように簡単で美しいものではない。本当に歴史を動かしている存在は、決して表舞台には登場しないからだ。
 歴史には「裏」があり、それは現代でも変わらない。
 歴史を見抜く眼を養うには、現在進行形で起きているできごとに対する思考力や真実を見抜く力を身につけることだ。

 美しい、憧れの明治維新 ―― その「真実」の姿を、本書を読んで、ぜひあなた自身で判断していただきたい。

……………<イントロダクション(まえがき)から>