☆☆☆ 聖徳太子の英雄物語 ☆☆☆

教科書が教えてくれない
なぜ聖徳太子はあえて天皇にならなかったのか?
三橋貴明 著
株式会社経営科学出版
2024年3月29日 第1版第1刷発行
2025年5月9日 第1版第4刷発行
¥ 2,420
あなたは知っていますか?
聖徳太子が教科書から消されかけた事件を…
(※2017年2月に文科省が公表した中学校の次期学習指導要領改定案より)
世界で日本だけ、万世一系の
皇統が2000年以上も続く理由
ハッキリ言いますが、聖徳太子を
教科書から消すなんて絶対にいけません。
なぜなら、聖徳太子こそ、その後の
1,500年の日本国の路線を決めた天才政治家だからです。
ほとんど知られていませんが、実は聖徳太子は、日本の皇統が2,000年以上続くことになった「ある仕組み」を考案し、実用化した人物です。
そのため、皇室の存在が疎ましい人々は、聖徳太子を消すことで、彼が作った『日本人にとって必要不可欠なある仕組み』の存在そのものを消すための画策を行ったのでしょう。

歴史の教科書では聖徳太子について「十七条憲法」や「冠位十二階」など新しい日本の制度を作った人物だと習いますが、聖徳太子の功績はこれだけではありません。 実は聖徳太子は、皇統が2000年以上続くために無くてはならない「ある仕組み」を公安し、実用化した人物だったのです。そしてこの「仕組み」のおかげでもあり、堪能を中心とした安定的な政治・社会の耐体制が、今日に至るまで長く受け継がれることになったのです。
実は、現在に至るまでの日本の権力構造を決定したのが、聖徳太子なのです。 聖徳太子が登場しなければ、日本は全く異なる歴史を歩むことになったでしょう。 聖徳太子こそが、その後の1500年の日本国の路線を決めた大政治家なのです。
――――――――――――― 本文より
=== 目 次 ===
第一章
古代エジプトに引けを取らない日本の古墳文明
・島国日本の文明はいかに大規模だったか … p8
・巨大建築物の建設に絶対必要なもの… p12
・仁徳天皇陵は世界最大の墓標 … p19
・仁徳天皇がいなければ大阪の繁栄はなかった !? … p25
・古墳からわかる日本各地の交流と関係 … p34
・古墳文明に対する自虐史観の難癖 … p36
第二章
皇統断絶の危機
・過去にもあった日本国の男系皇統の危機とその歴史 … p46
・内政面でも外交面でも大きな影響を与えた仁徳天皇 … p48
・安康天皇の御代から始まった皇統断絶の危機とは ? … p52
・「古事記」に書かれた混乱に次ぐ混乱 … p59
・皇位継承のライバルをすべて排除したワカタケル … p62
・短命の天皇が続きいよいよ男系皇統は断絶の危機に … p70
・いかにして神武天皇以来の皇統が続いたか … p73
・まるで違う古事記と日本書紀の記述 … p76
・中国史の影響を受けていた数々のエピソード … p79
・当時の日本人もやはり男系にはこだわった !? … p83
・男系皇統には知られざる目的があった … p88
・継体天皇はなぜ手白香皇女を皇后に迎えたのか ? … p94
・継体天皇新王朝説を唱える人たち … p99
第三章
日本に伝わった仏教と聖徳太子の時代
・仏教が日本に伝わるまでには千年かかった … p108
・百済側が日本に仏教を伝えなかった理由 … p114
・日本書紀に書かれた仏教公伝 … p118
・神道VS仏教 物部VS蘇我 … p123
・仏教を廃絶する絶好のチャンス … p125
・疫病と宗教は世界の歴史でも密接な関係にあった … p128
・古代日本のクライマックス聖徳太子の誕生 … p133
・日本国の路線を決めた大政治家・聖徳太子 … p138
・日本国憲法により基本的人権が保障されている … p141
・「権威」とは人々が権力者を認める理由 … p146
・由緒正しき血筋には権威が備わる … p149
・日本の皇統が二千年以上続いた本当の理由 … p153
第四章
なぜ聖徳太子は天皇にならなかったのか
・イエスも聖徳太子も馬小屋で生まれたという誤解 … p166
・崇仏派と廃仏派 骨肉の争い … p172
・権力と権威を分離することの意味 … p178
・天照大神から続く日本人の気質と考え方 … p184
・聖徳太子はなぜ十七条憲法を作ったか … p190
・政治について「徳」が最も重要と宣言 … p194
・大国へ国書を持たせ小野妹子が使節に … p198
・飛鳥の朝廷で裴世清が謁見したのは聖徳太子だった !? … p205
・聖徳太子が建てた最初の寺四天王寺 … p208
・やわらぎを大事にしなさいという聖徳太子の教え … p212
・法隆寺は世界最古の木造建築物 … p218
・大地震でも倒壊しなかった日本の五重塔 … p222
・聖徳太子否定論がいまだに蔓延る歴史学会 … p230
・マルクス主義者が問題視する十二条と十六条 … p235