○祭神 ・仲哀（ちゅうあい）天皇 〔第１４代天皇(１９２〜２００)〕
※別名＝帯中津日子命(タラシナカツヒコノミコト)、久度神(クドノカミ)
＜神格 → 軍神＞
・応神（おうじん）天皇 〔第１５代天皇(２７０〜３１０)〕
※別名＝八幡神、誉田別尊(ホンダワケノミコト)、
大靹和気命(オオトモノワケノミコト)、
品陀和気命(ホンダワケノミコト)、
八幡大菩薩
＜神格 → 武神、文教の祖神 ＞
・神功（じんぐう）皇后 〔仲哀天皇の皇后・第９代開化天皇の子孫・第１５代応神天皇の母〕
※別名＝息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)、
息長帯比売命
＜神格 → 聖母神、武芸の神 ＞
・玉依姫命（たまよりひめのみこと）
※別名＝玉依毘売命、玉依日売命、玉埼神、
活玉依毘売命(イキタマヨリビメノミコト)
＜神格 → 水の神、聖母神 ＞
○祭日 ・春期大祭 ４月４日
・講社大祭 ５月３日
・秋季大祭 １０月１４〜１５日
○社領 １５石
竜之口八幡宮は、奈良時代の天平勝宝年間（７４９〜７５７）に勧請され、竜之口山の現在地に創建された。その後、一時廃寺同様の状態となっていた。
宮司の話によると、江戸時代、池田の殿様が岡山城築城のとき、城から見て丑寅の方向の鬼門にあたるので、岡山城の守護神として八幡宮を再興新築され、社地をくださった。といわれている。
岡山藩主池田光政の篤い信仰を受け、寛文元年（１６６１）社領１５石が寄せられ、同時に社寺奉行稲川十郎右衛門尉長、普請奉行田口五左衛門一成に命じて本殿を再興新築され、この時より「正八幡大神」と称されるようになった。以後歴代藩主の尊嵩を受け祭祀はもとより社殿の修理、参道のの改修等は藩主によって行われたという。
その後、享保元年（１７１６）大修理が行われ、また嘉永元年（１８４８）には絵馬堂が寄進された。明治に入り「八幡宮」と改称、明治３９年には本殿・拝殿等が有志により改築修理された。さらに昭和に入り社殿の全面的改築が行われ、昭和１４年４月竣工し今日に至っている。
現在、勝負の神様として崇敬され、戦時中には出征兵士の祈願に参拝する人が多かった。また、現在受験の神様として学生の参拝が多い。
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